(体験談)いじられキャラに未来はないと思っている人へ

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私は、他人からいじられる、いわゆるいじられキャラでした。

中にはいじり、なのかいじめ、なのかグレーな面もあって悩んでいた時期もありましたが、今は過去の自分に後悔はしていません。

その理由は、

結論 いじられキャラはいずれ大成する可能性を秘めているから。

何を隠そう私自身が、いじられキャラに未来はないと思っていました。

ただし、それは当時のいじられキャラのままだったなら、です。

私自身は当時独身だったこともあり、会社を辞めずに配置換えをする機会、つまり環境を変える機会がありました。これによって周囲の環境が変わり、自分のキャラを変えることができました。

すると不思議なことに、いじられキャラではなくなった後に、いじられキャラだった頃の経験がものすごく生きてきました。

この時に、あの時の経験は無駄ではなかったと思えるようになり、過去の経験を黒歴史ではなく笑って話せる話にすることができました。

ちょっと大袈裟な結論になってしまいましたが、その理由についてこれから詳しく説明していきます。

ただし、その前に。

いじられキャラで悩んでいる人に

今このブログを見ていてくださっている人の中には、このいじられキャラによって悩んでいる人もいると思います。私の考えをもう少しだけ説明させてください。

私は、いじめと捉えるか、いじりと捉えるかは、いじる側ではなく結局のところいじられている自分次第だと思っています。

その理由は、自分がいじめだと思えばいじめになるし、いじりだと思えばいじりになるから。

決して、いじる方を否定したり肯定する話ではなく、いじられる方が悪いとかそういう話でもありません。(重要)

今、自分の置かれている環境や立場に対する捉え方、見方を少し変えるだけで、嫌だった気持ちが救われると言うことをお伝えしたいと思っています。

自分自身が、これはいじめだと思ったら全力で逃げるか、法的手段で相手と徹底交戦してください。

逆に、いじりだと思ったら主体的にいじられてください。(主体的いじられについて、詳しくはこれからの説明をご覧下さい。)

それはあなたが今いじられてないから言えるんでしょ、と思われた方もいるかもしれません。

そうです。環境を変えればあなたのキャラを設定し直すことができるんです。

いじられキャラから脱したときに、いじられキャラだった時の経験が生きてくる、という私自身の体験談です。

全ての人が救われなくても、これを読んで一人でも悩める人の解決になればいいと思っています。

私はいじる方ではなかったので、いじられる側の立場から記事にしました。

いじられキャラの恩恵

もしもいじられキャラでなければ、下記の恩恵を受けられなかった可能性があります。

・人からいじられることで、自分の知らない引き出しを開けられる

正確には開けざるを得ない状況に追い込まれる。窮地に立たされる、背水の陣というやつです。

これによって、

⇨ 新たな自分やスキルを発見・習得できる。

追い込まれないと火がつかないタイプだと言う方は、新しいスキルを習得できる可能性が高いです。

・雰囲気を変えられる

今は人からいじられて意図して雰囲気を作れていないかもしれませんが、意図して(良くも悪くも)雰囲気を作りだすことができます。

自分のいじりへの対応いかんで学校や職場の雰囲気が変わる。

言い換えれば、

⇨ いじられキャラはムードメーカーである。

私自身が「お前はムードメーカーだから必要だ」と言われて当時はすごく救われました。

・ちょっと成果を出しただけで褒められる

これは賛否両論あると思いますが、要は捉え方次第ということです。

場合によってはみんなと同じことをしただけでも褒めてもらえます。あとは自分のプライドの問題です。

とはいえ、

⇨ ミスをしたくない人にとっては辛い。

この考え方を変えるためにはミスをする自分自身も受け入れる必要があります。

全くミスをしないためには、確認作業に時間と体力を費やすことになります。致命傷は避けて、100点ではなく7〜80点とれれば良しとしましょう。

総じて、いじられキャラはみんなから愛されます。

いじられキャラであるデメリット

これまでメリットについて述べてきましたが、それ以上にいじられキャラであるデメリットは多いです。

デメリットをどうすれば解決できるか、私自身の考えるアドバイスも参考までに添えておきます。

・いじられすぎると精神的に辛い。

無茶振りに対応するためには、心の余裕、体力が必要。

どちらかが欠けている時は無理しなくてもいい。反対に、人よりも体力がつけば余裕や自信が生まれてきます。


・中にはいじりの度を超える(いじめになる)時がある

そういう人のいじりには応なくていいです。


・親しみやすい分、後輩からはなめられやすい

やっぱり、なめてくる後輩とは距離を置く。

自分自身がなめられてると思わなければ、相手の腹の内が黒くてもオーケー。人の心や本心は読めなくて当然です。


・重要な仕事は回ってこない

仕事で成果を出したい人には辛い。が・・・楽に仕事をしたい人にとってはメリットでもある。

・どちらかといえば仕事などがデキる人としては認知されない

デキる人であればあるほど、あなたが望まずとも仕事が集まってきます。

その集まった仕事が処理できなくなって、壊れてしまった人を何人も見てきました。

諦めずに自分にできることをやり続けることでいずれ認められます。デキる人になる必要はない。

・注意や指導が響かない

そもそも全員に響かせる必要はありません。刺さる人に刺さればいいと思いましょう。誰にも刺さらなくてもいい、という諦めではないことに注意。


総じて、いじられキャラはなめられやすい。マウントを取られやすい。

いじられキャラ攻略のポイント1

これまでいじられキャラであるメリット、デメリットについて説明してきました。

ただ、いじられキャラであるデメリットは本当に多く、当時の私と同じように多くの人が悩まれていることと思います。

ゲームでいうところのハードモードです。

そこでこのいじられキャラの攻略のポイントについて説明します。

ポイントとなってくるのは、

・人から言われていじられているのか

・自ら進んでいじられているのか(演じているのか)

になります。

いじられキャラであるデメリットをメリットに変えて成功するために必要なこと。

主体的ないじられキャラになりましょう。

・マウントを取られているのか、取らせてあげているのか

こちらが下手に出る事で、相手にマウントを取りやすい立場を与え、その相手がマウントを取ってくるタイプの人間なのかが見極められます。マウントをとりたくてとりたくてしょうがない承認欲求の強い人間は存在します。そう言う人には、取らせてあげたほうが、機嫌が良くなって攻略が楽になることもあります。ものすごい腹黒いスキルですが、参考までに。

相手は良い気分で仕事できるのだから、多少の腹黒は目をつぶってもバチはあたらないかと。清く正しい人間でいようとすれば、疲れます。何事もほどほどが一番です。

いじられキャラ攻略のポイント2

物事に失敗した時他人に何と言われようが気にしないこと。

今までいじられなれていない人が突然いじられキャラになってしまった場合は、自分の触れてほしくないことに触れられて、恥ずかしい思いをすると思います。

自分の失敗談というのは、その人にとっては恥ずかしくて誰にも知られたくない黒歴史です。

しかし、あなたの人間性を周りの人に知ってもらういい機会でもあります。あなたの触れてほしくない内面を見て、あなたの人間性に好感を抱く人もいるかもしれません。

そもそも人の噂も75日ということわざにもあるとおり、あなたのネタは多くの人には次の日には忘れらています。自分にとってはとても恥ずかしい出来事も、他人にとってはその時の話題でしかないのです。結局のところ、誰も他人のことには興味がなく、自分が好きなことにしか興味がないんです

あなたもそうではないでしょうか?

また、失敗をさらけ出せる人、認めて謝罪できる人間の方が、失敗したことないと言っている人や自分の成功体験ばかりを自慢する人よりも遥かに誠実ですし好感を持たれることが多いです。

失敗は成功のもと、って言いますよね。成功は多くの失敗の上に成り立っている。失敗が多ければ多いほど、それだけ経験しているということ。何も失敗していない人よりも、歳を重ねた時に遥かに厚みのある人になることができます。いわゆる人生経験が豊富、という人ですね。

また、失敗をしたことがない人は、歳をとっていつか失敗した時に、とんでもなく動揺したりパニックになったりしたりして、その結果とてつもなく大きな失敗をします。

それなら失敗は若いうちにするに越したことはありません。

かの有名なスティーブ・ジョブズでさえ、「Fail Fast(早く失敗しろ)」と言っているくらいです。

失敗を恐れず、恥ずかしがらず、前に進もうとした結果の失敗ならば、むしろ誇りを持って生きていきましょう。

経験談として、誰かの役に立てる日が来るかも知れません。

ただし、あなたの恥ずかしい話をいつまでも繰り返しネタにしてくるような人とは笑いながら距離を置きましょう。

世の中、誰か他人の面白い話題は尽きることがありません。あなたの失敗談も時が経てば忘れさられます。自分だけがとてつもないエピソードを持っているネタでもない限り。

逆に持っていたらすごいことですし、同じ失敗をしたもの同士ならその人とは仲良くなれるかも知れませんよ。

いじられキャラ攻略のポイント3

目標を設定する。

ゴールがあれば人は頑張ることができます。

ゴールは人にとって様々です。

・自分のスキルアップのため

コミュニケーション能力、刹那的な対応(一発芸とか)、等。

・まだ見ぬ新たな自分自身との出会いのため

私は、いじられキャラになる前と後で、180度性格が変わりました。

もしポジティブに捉えることができるなら、失敗しても許されるキャラを利用して大いに経験して、あらゆるスキルを片っ端から習得していきましょう。

ものすごいマルチな能力が身につくかも知れません。

私の場合は誰もが嫌がる宴会の幹事の能力、とか人前で話しても(ある程度)動じないで開き直れるスキルとか、一見必要なさそうで、あると重宝するスキルを手に入れることができました。

宴会芸みたいなネタをミュージカル風にしたり、コント風にしたり、人に笑いを提供する能力、プレイヤーではなくプロデュースする、なんてものもありました。他には結婚式のネタとか。大体の場合はみんなで集まって練習できないから、当日に緊張と恥ずかしさで周りから見たら何やってるのかわからないようなひどいものほとんど。これをちゃんとした芸に昇華することができると、しっかりと笑いを取れるし、ある意味尊敬されます。やりすぎると、面白いはずのネタなのに笑いが起こらずに感動されます(笑)。笑いを狙ったはずなのに、すごいね、といわれるという嬉しいけどなんか違う・・・という不思議な感覚でした。

いじられキャラ攻略のポイント4

最後に、私の体験から一つの攻略法として、

・職場で一目置かれる先輩、上司のお気に入りのいじられキャラになる

という攻略法があります。

もちろん主体的にです。

こうなると楽勝。世界が変わります。

虎穴(こけつ)に入らずんば虎子(こじ)を得ず、ということわざがあります。

虎の子を得るためには、虎の住むほら穴に危険をおかして入らねばならないことから、危険をおかさなければ大きな成功や功名は得られないということ。 後漢の班超が匈奴との戦いで危機に陥ったとき、部下に言った言葉から。

故事ことわざ辞典より

虎子を得ることが出来れば、虎の威を借る狐になることができます。

このことわざはあまりいい意味では使われませんが、いつの間にか自分も一目置かれる存在になり、自分がまるでデキる人間になったかのように錯覚できます。

いじられキャラという辛い経験ばかりしたのだから、少しくらいいい思いをしてもバチは当たりません。(ただし、そのまま狐でい続けないように注意。)

ここまで攻略法を説明してきましたが、

主体的ないじられキャラになれないと判断したならば、今の環境を変えましょう。

ゲームでいうアバター、キャラメイキングのやり直しです。

学校、職場、職種、引っ越し、独立、起業、海外移住・・・、自分にとって、実現可能な最良の方法で。

あなたのいる環境は一つじゃないし、世界はものすごく広いです。

終わりに


いじってくる人は選べ。見極めろ。

いじりと思えなければ、全力で距離を置きましょう。

この人になら、いじられても(メリットがあるから)いい、と思える人にだけいじられましょう。

心に余裕があれば、裾野を広くしてもいいと思います。

さ、今日もいじられてやるか〜、的な感じです。

そう思えなければ決して無理はしないこと。

いじられキャラに限った話ではないですが、自分が成長するためには、辛過ぎず、楽すぎない立ち位置(ちょうどいいところ)に自分の身を置きましょう。

辛い経験や失敗は成長のチャンス。

例えるなら、いじられキャラはドラクエ3でいうところの遊び人。

そのままピエロとして愚者になるのか、悟りを開いて賢者になるのかはあなた次第です。

この例えがいいか悪いかは置いておいて、あなたのいじられキャラ攻略・卒業を同じいじられキャラの同士・仲間として、心より願っております。

それではまた。

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