10月1日から兼ねてより、失敗を繰り返したアクアリウムをリスタートしました。今回は、前回の失敗から学んで、レベル1のアクアリウム初心者として謙虚な気持ちで立ち上げ直しました。
再立ち上げにあたって、特に意識したことは、
・我流(俺流)をいれない。(重要)
・うまくいっている人のものを参考に(マネ)する。(実績を重視)
・自分なりの考えを入れるのは、経験を積んで(レベルが上がって)から。
この考えを基本に、ついついやりがちな俺流を徹底的に排除するように意識しました。
アクアリウムで検索しても色々なやり方が出てくるので、どれかに絞らないと色々な持論が混ざってしまうので危険です。これだけ情報が溢れていると、つい、いいとこどりしがちになってしまいますよね。
いいとこどりの危険性
まずは、ついやってしまいがちな、情報のいいとこどりの危険性についてお話しします。
アクアリウムに限らず、同じことをやっているつもりでも、寸分違わず同じ環境でやっている人は1人としていません。ですから、参考にしようとしている方々の持論が違ってくるのは当然のことです。
そこに正解不正解はなく、それぞれの人の数だけ正解があるということです。住んでいる地域が違えば、気候(気温や湿度)、水質(アルカリ性化中性よりか)、住んでいる場所によっても売っているものにも違いが出る。また、人が違えばアクアリウムに対する向き合い方、好きなブランド、こだわりなどによって使っている水槽、道具など、ありとあらゆる違いが出てきます。
特に、私がやろうとしているボトルアクアリウムでは、その僅かな違いが命運を分ける、と思っています。
私が失敗した時を思い起こせば、ネットに落ちているさまざまな情報を、自分の好きなように、自分の都合のいいようにいいとこ取りをしていました。
この考えはいいな、このやり方ではうまくいかない気がする、これはカッコいい!、このやり方はオシャレだ!という具合に、無意識のうちにいろいろなやり方が混ざり合ったやり方を実践していました。
その結果が・・・
・エビの全滅
・底のヘドロ化
・水草がボロボロ
つまり大失敗、でした。
しかしこの失敗は無駄ではありません。大事なのはここから何を学ぶのか、だと思います。
失敗を失敗のままで終わらせないためにも、この度リトライします!
参考にしたやり方
タイトルにも一部書いてありますが、今回参考にしたやり方はSONOアクアプランツファームを経営されている、園原信也さんのやり方です。
その名も【 Nature-ボトルアクアリウム 】 と言います。
私はYoutubeで偶然、この動画に出会い、非常に感動しました。
まずボトルアクアリウム自体が本当に綺麗で、まるで高価なインテリアのような存在になっています。しかしそれ以上にすごいと思ったのは、このアクアリウムを通して、自然と向き合う園原さんの姿勢です。
SONOメソッドの考え方や、アクアリウムの作り方はこちらから動画をご覧ください。
要約しますと、
・ボトルアクアリウムの中に小さな生態系を構築する
・(微生物や水草等による)自然濾過
・ノーフィルター、ノーCO2(フィルター濾過や二酸化炭素の添加をしない)
・数年間の長期維持
というコンセプトです。一般のアクアリウムのやり方とはかけ離れていて、本人も一部非常識なやり方もある、と言っていましたが、これが私にはバッチリ当てはまりました。
私はミニマリストを目指しており、いたずらに物を増やしたくありません。とりわけコンセント周りの蛸足ぐちゃぐちゃは本当に耐えられません。また、高価な器材や貴重な生体など、自然にはない人工的に作られたこだわりではなく、小さなボトルの中にいかに自然の姿を再現するかにこだわる、このやり方が、まさに私の目指すものだと思いました。動画もすごく綺麗ですし、メダカやエビなどの小さな生態系を見ていると自然の美しさ、幼少期を過ごした古き良き田舎の思い出の中にいるような、そんな懐かしさすら感じます。
実際に購入したもの
私が実際に購入したものは、
・水草
・珪砂(けいさ)※底に敷く砂です。
・ライト
・ボトル
・ピンセット
になります。
まず水草ですが、SONOアクアプランツファームさんから購入しました。その他、ボトルアクアリウム に必要な水槽(ボトル)やライト、トリミングや植栽に必要なピンセットなどは全て楽天ショップで購入しました。
この水草や生体(エビやメダカ)の選定もかなり重要で、当然生きの良いものでないと長く生きることができません。
しかし、私にはアクアリウムに関する知識がありません。生体については、メダカ、エビ、タニシとかその程度の区別、水草の区別に至っては全くと言っていいほど区別がついていません。生きのいい水草や生体が区別できる人はショップで購入してもいいと思います。私は知識がなかったので、水草はSONOアクアプランツファームさんで取り寄せることとしました。目利きができれば、近くのショップで購入しても良いのですが、生きの良い生体、水草を探してショップ巡りをするのにも時間がかかります。
私は数多の失敗を通して、SONOメソッドというやり方でやるのであれば、その方と可能な限り同じ飼育環境を整えた方が、再現できる可能性が高いと思い、水草を購入しました。生体は取り扱っておりませんでしたので、近くのショップで購入する予定です。生体の投入編は以下の記事をご覧ください。(園原さんのオススメする、ミナミヌマエビ、メダカを購入しました。)
水草の到着
水草はクロネコヤマトさんのネコポスで届きました。入金してから実際に届くまではドキドキでした。何しろ水草とはいえ生きているものですし、SONOアクアプランツファームは沖縄県にあります。
本当に新鮮な状態で届くのだろうか・・・?
正直なところ半信半疑でしたが…、輸送中の外的環境要因や天候等による、水草の保証はして頂ける、とのことでしたのでお願いすることにしました。
(実際に届いた水草はこちら。ボトルアクアリウム用水草セット 配送料込みで3,500円です。)
すごい量と種類・・・!
当然なのですが水草ってこんなに種類あったのか、と思ってしまいました。
しかし水草の多くは外来生物。余ってしまった場合、間違っても野に放ってはいけません。水草がかわいそうだから、もったいないから、という身勝手な理由で自然の生態系が壊れます。余った水草は、別の水槽を購入して大事に育てるか、責任を持って処分することとします。そのあたりは説明書にも詳しく書かれていました。
水草を植える
水草が届いたら、なるべく早く水に入れて植えてあげなければいけません。
水草が到着した時、私は仕事終わりで疲れていましたが、水草の命には変えられません。残り少ない気力を振り絞って植えましたが、慣れない細かい作業のせいもあってか、とても指が疲れました。(翌朝、筋肉痛になりました。)
これは決して道具が悪い、と言うわけではなく、単純に私の技術不足。植栽は手を水に濡らした回数だけうまくなる、と言う素晴らしい名言もありましたので、慣れるまで失敗しながら覚えたいと思います。
(実際、慣れてくれば筋肉痛は無くなりました。)
SONOさんのサイトにも書いてありましたが、水草を植える作業は意外と楽しいです。硅砂(けいさ)がザクザクと音を立てて、底から泡が出てきて、うまく植えられるとすごく気持ちがいいですよ!
植栽完了。次回予告。
水草を植え終わったボトルがこちらです。
水草を入れて直ぐに大量の泡が出てきました。沖縄からの長旅で、やっと呼吸ができるようになったからなのでしょうか。
それにしても美しい・・・。癒される。
殺風景だった我が家に癒しの空間、オアシスができました。
めちゃくちゃ癒されます・・・!
ここにエビやメダカを入れる余裕があるのか、流木や石はどうするのかは置いておいて、とりあえず迎え入れる環境はできました。次はエビやメダカの投入です。
エビやメダカを投入して、1ヶ月運用できれば、ボトルアクアリウムの立ち上げは成功となります。
果たして・・・。
次回は生体の投入編です。それではまた。
今回参考にさせて頂いた園原さんのブログです。
最近のアクアリウム状況はこちらからどうぞ
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