どうも自称ピザ職人です。
ポストにたまに届く美味しそうなデリバリーピザの広告。
トロリと溶けた濃厚チーズの旨味とタバスコのピリッとした辛味。その口の中にビールやコーラをプシりと流し込みたい!!
そう思ってついついデリバリーピザを頼んでしまう・・・そういう人は少なくないはずです。
かくいう私も、仕事で疲れが溜まりきった金曜日やストレスが溜まっている時に、ふと美味しそうな広告に目が止まり欲望が刺激されて、デリバリーピザを頼んでいました。
これこそが郵便ポストに投函するピザ広告の効果なのですが・・・。
そもそもピザって高くないですか?
安くても1枚で1000円は越えていますし、1枚だけだと宅配料金無料にならないから、2枚3枚と頼んで、気がつけばゆうに2000円は越えている。
(気がつけば、居酒屋と変わらないくらいの値段になっていることも。)
なのに、2枚3枚頼んで2枚目以降半額!60%OFF!なんて広告で得した気になっていて、気がつけば月末にお金がない、なんてことも。
デリバリーでなくともお店で頼むピザもやはり1000円は超えてくるので、そのくらいの値段がピザの相場なのかな、なんて思い込んでいました。
結論から言うと、ピザはパンを作るよりもはるかに簡単!
ピザ生地ができたら、お好みの具材を欲望のままにのせて、チーズとオリーブオイルを高い打点から、落とす。
その後にオーブンやトースター、それらがなければフライパンで焼くだけ。石窯で焼いた本格ピザとかウン万円の高級チーズを使用しなくても、パンを作ったことのない素人でも十分に美味しいピザが作れます。
今回は手作りピザの作り方・・・というよりは手作りピザの節約術について記事にしてみました。
この記事を読んで欲しい人
・美味しい焼きたてピザを、とにかく低予算で食べたい人。
・デリバリーピザは高いから頼まない!・・・でもピザが好きな人。
・デリバリーピザを利用している人。
・ピザにこだわりがある。ピザをこよなく愛する人
に読んでいただければと思います。
これに加えて、いろいろな事情で節約生活を送られている方にも、予算をかけないプチ贅沢として提案したいと思います。デリバリーピザは、2枚で2〜3000円は軽く吹っ飛びますからね。プラス飲み物やサイドメニュー・・・。居酒屋よりタカクツキソウ・・・。
ピザの原価は低い
前回の男のパン作りの記事でも書きましたが、パンに引き続きピザの原価も低いようです。
パンを作ってみたい方は下の記事からどうぞ。
ネットで検索しますと、ピザの原価も15〜20%が相場で、店舗を構えているような店では店舗維持費、人件費、そして配達費が料金に反映されます。私たちの元に届くまでにいかにコストがかかっているのかを考えると、持ち帰りが安く割引できるのも理解できますね。
持ち帰りにすると2枚目から半額割引等がなされるので、一見お得に見えますが、配達コストがかからない分を割引して、原価の低いピザを2枚以上買ってもらうことで、利益はしっかりと確保しているということですね。しかも買った方はピザを半額で買えたというお得感を得られて満足する。よくできたシステムです。半額!というパワーワードに騙されないようにしましょう。
加えて、配達がなかったとしても、高級チーズ使用とか自家製天然酵母とか本格石窯で焼き上げました!とか付加価値をつけて高めることでお得感、満足感を出して原価の低さをカバーしています。
とはいえ、職人さんが魂込めて作ったピザは素人のそれとは段違いに美味いのも事実です。
ピザを生地から作るといくらかかるのか
いくらピザを生地から作った方が安い、とわかっていても生地作りは面倒臭い。そう思う人がほとんどではないでしょうか。では、実際に生地にはいくらかかるのか、原価を調べてみます。
生地作りに必要なものは、
・小麦粉
・砂糖
・塩
・ドライイースト
・オリーブオイル
最低限こんなところでしょうか。ちなみにクリスピーのような薄い生地でよければドライイーストがなくても作れます。オリーブオイルもなくても作れますが、風味や香りが良くなるのであった方がいいかな。
まず小麦粉は1kg当たり300円かそれ以下。
1kgで300円ですよ。実際のピザ1枚に必要な量は150gです。
菅の言い方はお気づきでしょうが、小麦粉代は100円もかかりません。ドライイーストも5gですので、やはり100円も行きません。
ピザ生地は小麦粉とかオリーブオイルにこだわらなければ、一般的なサイズで
1枚当たり大体200円以下、といったところです。
他にかかるのはチーズとか上に乗せる材料費だけです。
そう考えると、ピザってほぼ材料費だけででできることがわかります。
ピザを作るために必要な器材は?
いくら材料費だけでOKとは言っても、ピザを作るために必要な器材はあります。
・ピザや材料をこねるために必要なボウル。
・麺棒。(なければラップの芯でもok)
いずれも100円ショップで購入可能!
この他に下のどれかがあれば確実にできます。
・オーブントースター(発酵から焼き上げるまで全て完結)
・オーブン機能のないトースター(発酵はできないがピザは焼ける)
・魚焼きのグリル付きコンロ(焦げに注意)
意外にもグリルでパンやお菓子を作る人はい多いようです。
もしも上記のものがない人でも、
・ホットプレート
・フライパンと鍋蓋(なければアルミホイルを上に)
などでもピザを焼くことはできます。ただし上面に直接熱が行かないので、この器材+カセットガスを使用するガスバーナーがあれば、上から炙ることでピザの香ばしさを再現することができます。
本格的にハマるまでは、自分の家にあるもので代用する方が初期コストもかからずいいと思います。
生地作りは簡単
生地作りは恐ろしいほど簡単。
先ほどの材料をボールに入れて、混ぜるだけ。
混ぜてある程度(10分程度)こねて生地がまとまったら麺棒で伸ばす。これだけです。
失敗するとしたら材料の配合だけだと思うので、慣れるまではレシピ通りの材料で作って下さい。
後は、出来上がりの完成図を予想しながら、上がってきたテンションに応じて
回せ!回せ!
現場からは以上です。
回さなくても伸ばすだけで完成しますが、生地の伸びが悪い時は回すときの遠心力を利用した方が良いでしょう。ピザ職人が生地を回すのってただのパフォーマンスじゃなかったのか、ということと、うまく回すことの難しさがよく分かります。
ちなみに、
うちのトースターには入らん!
という方は、お好きな大きさ、お好きな形でどうぞ。このあたりの調整もできるのがおうちピザの魅力です。
なお、パンの生地作りに失敗したら、ピザ生地にすればいいという裏技もあります。
パン作りで挫折した人はピザ生地に転換しましょう。
自分で作ったピザは、美味しさもひとしお。好きなものを好きなだけ食らって下さい。
スイーツピザ、な〜んて素敵な響きのおしゃれなピザもお金をかけずに簡単にできます。
皆さんも費用をかけずに、最高に幸せなピザライフを満喫してください!
それではまた!
うちで使用しているオーブントースターです。発酵からトーストまで自由自在。
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