お金が増えない人が読むべき本は、「お金の減らし方」だった。

オススメの本

9月になって発表されたSPYDの配当金大幅減額。最近投資を始めた方は、このニュースにショックを受けた方も多いのではないでしょうか。

今は資産形成セミナー、のようなものに行かなくても、優良な情報が無料で手に入るようになりました。特に私自身は、両学長の動画に出会い、5つの力を育てるべく、今もこうしてブログを書いています。しかしお金を増やすことは簡単なことではありません。どうすればお金を増やすことができるのだろうか?その疑問がこの本を読めば、だからお金が増えないのか、に変わります。今回は、この森さんの書いたお金の減らし方、を通してお金とは何かを書いていきます。

結論:お金が増えないのは、自分が本当に欲しいものが見えていないから

・自分の欲しい物をあげればキリがない

・全部買うことなんてできないから、(お金を貯めて)自分に買える物を買う。

このように考えるのが、普通の人ではないでしょうか?

例に漏れず、私自身もそうです。欲しいものをあげれば際限がありません。もっとお金がたくさんあれば、買える物は全て買っていることでしょう。(こんな考えではいつまでもお金はたまりませんが・・・

でも、せっかく買ったものが、

・要らなくなったり、飽きて埃をかぶってゴミ同然になる。

こうなると、ゴミが部屋や家を占有し、圧迫してきますので、

・断捨離する。誰かに譲る。メルカリなどのフリマで売る。

というようなループに陥っていないでしょうか?昨今は断捨離やミニマリストがちょっとしたブームですが、そもそも一番最初の段階で買った物は、自分にとって本当に必要な物だったのでしょうか?結果から言うと、捨てた、もしくは手放したと言うことは自分にとって必要のない物だった、と言うことになります。

・その時はどうしようもなく欲しくて買ったのに、時間が経てば新しいものが欲しくなる。

・もしくは、時間が経ってなんでこれが欲しかったのかすら忘れてしまう。

こう言った買い物を私自身よくやりがちです。ここにお金が貯まらない原因があるのです。

森さんはこの買い物の仕方について、一時的な欲求(満足感)を満たすためだけのお金の減らし方と表現しています。

自分自身が本当に満足できる物、つまり自分にとって価値のあるものに、自分のお金を使っていないことになるからです。

私はこの考え方に非常に感銘を受けました。書いているのは当たり前のことなのですが、なぜお金がたまらないのか、と言う問いに対する答えとして、とてもシンプルでわかりやすいです。

著者は、「すべてがFになる」の原作者、森 博嗣さん

著者は人気作家の森 博嗣(もりひろし)さん。

なんとデビュー作が、2014年に武井咲さんと綾野剛さんがW主演を務めた「すべてがFになる」の原作者でした。この作品で第1回メフィスト賞を受賞して、デビューしているそうです。すごい才能。

作品はドラマでは拝見したものの、本では未読でしたのでこの機会に読んでみようと思います。

しかし、お金を増やしたい人に読んで欲しい本なのに、タイトルがお金の減らし方とは・・・。筆者のこだわりというか、非常に挑戦的なタイトルですよね。

すべてがFになるとか、一見タイトルからは内容が想像できないところが読者の興味を引くのでしょうか。もともと森さんは小説が好きなわけではなく、人気作家にならなくてもいい、とおしゃっている人なのですべての人の心に刺さるような小説を書いていません。それぐらいのスタンスがちょうどいいのかもしれませんね。

そして、森さんは小説が好きではないと言っていますが、自分には小説家の才能があるらしいと言うことを自覚しています。このあたりの考え方も普通の人とは違うと思いました。

ちなみに森さんは、デビュー作による印税で莫大な資産を得ることができましたが、森さんの生活スタイルは変わらなかったそうです。毎日決まった時間に出勤して、夜遅くに帰る。休日も仕事のために出勤すると言う今までと何も変わらない生活スタイル。

近所の人や知人にも「本出したんだって?印税すごいんでしょ?」と聞かれても笑って返す程度。お金持ちになったという自覚もないので、周りも気がつかないようです。「本を出して儲かったみたいだけど、実際は大変なのね」とか周囲は思っているのかもしれません。つまり森さんは、お金に左右されない人なんですね。本当のお金持ちってそういうものなのかも知れません。

お金があるから、好きなことができるようになる?

森さんは、本当に欲しいものしか買ったことがないから買い物で後悔したことがない、そうです。

しかし、趣味である自作の鉄道模型やラジコン飛行機では惜しみなくお金を注ぎ込んでいます。おそらく数千万円以上・・・。あのポルシェですら、模型が少し大きくなっただけ、という感覚で一括で購入しています。

それはお金があるからでしょ・・・、と考えた人も多いはず。

実際に森さんは、本に書いてあることから考察しても、

・趣味で、人が乗れる自作の鉄道模型やラジコン飛行機、ポルシェ(実車)を持っている。

・鉄道を敷けるくらい広い庭付き物件を郊外に持っている。

・不動産も何軒か保有。

・作家としてデビュー作から売れに売れて、印税がたっぷり。

・そもそも国立大学の教授としての稼ぎがある。

保有資産は、軽く億を超えていると思われます。(うらやましい・・・。

しかし森さんは、欲しいものにはお金をかけますが、必要なものにはお金をかけません。この点が普通の人と違う点だと思います。

・体に悪影響はないから、昼ごはんを一食抜く。もしくはおにぎり一個。

・着ている服にこだわらない。妻が買ってくれた服を着ていく。

・髪型もこだわらないから、長くなってきたら妻に切ってもらう。

このように考えていて、趣味に使うお金も、収入の1割と決めているそうです。(ちなみに奥様も収入の1割を自由に使える。)残りの8割で暮らす、のではなく、可能な限り貯金に回す。

お金があれば自分の好きなことができるようになるのではなく、自分の好きなことができるようにお金を増やすためのあらゆることをする、このことが全てではないでしょうか。

ちなみに森さんは、銀行や証券会社が大嫌い、あいつらの得になるようなことはしない、と言っているので、貯金といっても利子目的で銀行に預けたり、株式を購入してお金を増やしてはいないようです。両学長の言うところの、生活費を節約する力がバグっている、と言うことですね。

自分の欲求を知ることが全ての基本

お金を使うと言う行為は、自分の欲しい物をお金と交換することであり、つまり自分の欲求を満たす行為です。

自分にとって本当に満足する物、価値のある物とお金を交換できなければ、ゴミ(自分が将来捨ててしまうもの)とお金を交換しているようなものです。

これではお金が貯まるはずがありません。某錬金術師的に言えば、【等価交換ですらない

まずここを見直さなければ、その人は一生お金を貯めることができません。

仮に、宝くじや競馬などのギャンブル、遺産相続、あるいは買っていた株や投資信託の値上がりなどで一時的に大金を得ることができたとしても・・・、本当に自分の欲しいものが分かっていないのですから、(いずれ)ゴミになるものとお金を次々と交換してしまい、あっという間になくなってしまうことでしょう。

テレビなどで売れない芸能人やごく普通の一般人が何かのきっかけでものすごい大金を手にしたのに、数年後にはものすごい貧乏になっていたり、お金や快楽を欲して犯罪に手を染めていたりするのは、こう言うことなのではないかと思います。

本当に価値のあるお金の減らし方とは

森さんはあくまでも、お金を減らすためにお金を稼いでいます。お金を減らすため、というのは浪費する、ということではなく、自分が本当に欲しいものとお金を交換した時に、自分が一番満足するから、と考察しています。

お金をいくら貯めても、お金を減らす(使う)目的がないと、いつまでも欲求が満たされる満足感が得られません。そればかりか、お金が減ることに対する恐怖や不安の方が大きくなってしまいます。

森さんが作家になったのは、あくまでも自分の趣味にかけるお金を増やしたいからバイト感覚で始めただけ。お金を減らすために、お金を増やすということは、一見矛盾しているように思えるのですが、自分の欲しいもののためなら、どんな我慢も苦にはならないはず。それなのに、節約とか無理に貧乏な暮らしをしてまでその物は欲しくないよ、と思ってしまう。

つまり、それはあなたが(どんな犠牲を払ってでも)本当に欲しいものではなかった、ということです。

本当に欲しいものであれば、それを買うための努力をすべきで、それをすれば無駄なことにお金を使わずに自然とお金が貯まっていく。ところが、つい自分の目の前にあって手が届く範囲の物や食べ物(もしくは、お金で交換できる何らかのもの)を購入して、一時的な満足感を得てしまう。一時的な満足感なのですぐに忘れて次の手軽に得られる満足を求めてしまう。これではいつまで経ってもお金がたまらないのは当然です。

ちなみに借金をしてまでモノを買う行為は、将来にツケを回しているだけ、だそうです。今って本当に安直に借金できてしまうから、割と抵抗もなくローンやリボ払い、キャッシングなどをしてしまうのではないか、と思います。特に車や家はみんなが(親も含めて)借金をしているから罪悪感もないでしょうし。

自分自身が本当に欲しいものが見えていますか?ということが本の著者が言いたいことではないかと思いました。

まとめ

冒頭でも書きましたが、お金がたまらないのは、いずれゴミになるものとお金を交換しているからです。それは自分の本当に欲しいもの、自分が満足できるものが何か分かっていないからだと作者は言っています。

それがわからない限り、いくらお金の増やし方を勉強しても意味がありません。

自分が欲しいもの(目的)をしっかりと具体的に考えて、道筋が見えれば、自分にとってお金がどのくらい必要で、そのためには何をすべきなのかが見えてくるのではないでしょうか。

私自身、この本を読んで非常に参考になりました。このブログで書いたこと以外、この本にはたくさんのことが載っていますので、森博嗣さんの【お金の減らし方】、興味がある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

それではまた。

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